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フランス風の【平板瓦】の紹介と「棟の取り直し工事」

今回は、瓦の中でも人気な【平板瓦】の「棟の取り直し」工事について、ご紹介します。

【平板瓦】は、その名の通り「平べったい瓦」で、防災性に優れており、近年の新築住宅やリフォームに人気の素材です!
和風・洋風、どちらのタイプの住宅にも合わせやすい、スッキリしたデザインの瓦なのが、人気の理由のひとつではないでしょうか?
この記事を読めば、【平板瓦】の種類や特徴、災害に強い理由が分かります。
これから屋根のリフォームを検討している方は、是非参考にしてみてくださいね!

では早速、いってみましょう♪
まず、【平板瓦】とは四角形をした「洋風式の瓦」のことです。「従来の瓦」と違い、凸凹のある波形をなくした平らなデザインとなっていて、そのフラット(FLAT)な形から「F形瓦」とも呼ばれています。日本では、洋風の住宅に採用されるケースが多く見られます。

ここでひとつ【平板瓦】と混同されがちな【平瓦】を紹介します!
文字にすると「板」の字が入っているかどうかの違いしかありませんが、実際にはまったく特徴が異なります。
【平瓦】というのは、鎌倉時代から使われているとても歴史ある屋根材です。
神社やお寺など、伝統的な建築物の屋根に多く使用されている、伝統的な瓦のひとつです。
洋風建築に使われる【平板瓦】とは、正反対の存在といえるかもしれません。

ここで、【平板瓦】の種類を3つご紹介します。

【1】U型
U型は、平板瓦の中で基本と言われている形状です。
瓦の両端に立ち上がりがあり、水の通り道が作れるという特徴があります。
両端を立ち上げることで瓦に水が溜まりにくく、大雨が続いても安心です。

【2】F型
F型は、瓦の両端に立ち上がりのない完全フラットな瓦です。
平板瓦の中でも最もスタイリッシュで、現代的な住宅や洋風の住宅と特に相性が良く、建物にモダンな雰囲気を与えてくれます。

【3】M型
M型は、大きな山が2つ付いたデザインの瓦です。
山と谷の高低差が付いているので、大雨が降っても水の通り道ができて雨水が溜まる心配がありません。

ここでもう一つ、【平板瓦】と見た目や形状が似ている【フランス瓦】についてご紹介します!
【平板瓦】と【フランス瓦】は、よく似ていますが、まず製造元が根本的に違います。
【フランス瓦】は、名前の通りフランスで製造された瓦のことをいいます。
日本においてこの【フランス瓦】を使用するには、【フランス瓦】を取り扱っている業者を選ぶか、フランスから瓦を輸入する必要があります。
日本で初めて【フランス瓦】が製造されたのは、明治初期ごろのことです。その当時、【フランス瓦】の製造を担当したのは、フランス人の「アルフレッド・ジェラール」という人です。このことから、【フランス瓦】は別名、【ジェラール瓦】とも呼ばれているというわけです。
【平板瓦】は、この【フランス瓦】を元に、日本で製造された瓦のことを指します。明治初期に【フランス瓦】の製造が始まってから、国内では【フランス瓦】を真似した瓦が多く出回りました。しかし、アルフレッド・ジェラールは、自分のブランド以外の【フランス瓦】は偽物だと広告を出します。それ以降、両者は違う瓦として区別されるようになったという歴史があるのです。

【平板瓦のメリット・デメリット】
メリット①:ソーラーパネルを設置しやすい
メリット②:防災性を重視した製品が多い
メリット③:デザインが綺麗で、建物を問わず合わせやすい
メリット④:修理・メンテナンスがしやすい

今回は【平板瓦】の種類について紹介させて頂きました。
【平板瓦】はデザインに柔軟かつ災害にも強く、太陽光設置、工事費用など多方面で万能な瓦です。
「できるだけシンプルな屋根で災害に強く」という方には、【平板瓦】をおすすめします。
今後の屋根リフォームの参考になれば幸いです。

(上記)平板瓦、棟の取り直し

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