瓦屋根の強風被害、火災保険で修理できるって知ってますか?
瓦屋根の強風被害、火災保険で修理できるって知ってますか?
日本の伝統的な住宅に多く見られる「瓦屋根」。
見た目の重厚感や断熱性、防音性など多くのメリットがある一方で、
強風や台風による被害を受けやすいという側面もあります。
近年は異常気象による突風・竜巻のニュースが増えており、
瓦屋根の「ズレ」や「落下」「飛散」といった被害も急増中。
しかし、こうした被害を自己負担で修理してしまっている方も多いのが実情です。
そこで注目したいのが「火災保険の風災補償」です。
今回は「瓦屋根の強風被害に対する火災保険の適用」と「修理のポイント」について、分かりやすく解説します。
瓦屋根が受けやすい強風被害とは?
瓦屋根は1枚あたりが比較的重く、しっかりと固定されていないと、強風で以下のようなトラブルが起きることがあります:
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棟瓦(むねがわら)がずれて、下地が見えてしまう
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平瓦(ひらがわら)が1枚、2枚と飛んでしまう
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飛来物(木の枝・看板等)で瓦が割れてしまう
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風によって浮いた瓦が「ずれ」て雨漏りが起きる
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瓦の脱落で落下物事故や二次被害の危険がある
特に、築20年以上の瓦屋根では、漆喰や釘が劣化していたり、瓦の固定が緩くなっているケースが多く、ちょっとした風でも被害が発生します。
火災保険で「風災」による瓦修理ができる!
火災保険といえば、火事や落雷だけの補償と思われがちですが、実際には「風災」「雹災」「雪災」などの自然災害もカバーされています。
この「風災」補償を利用すれば、瓦屋根の修理費用が保険金でまかなえる可能性があるのです。
風災として認められる条件とは?
火災保険で風災と認定されるためには、次の条件を満たす必要があります:
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自然災害によって発生した破損であること
台風や突風、竜巻、春一番などの「気象条件による被害」であると明確にわかること。 -
偶発的な被害であること
経年劣化や施工不良が原因ではなく、明らかに風の力で瓦が飛ばされた、割れた等の状態であること。 -
保険契約に風災補償が含まれていること
ご自宅の火災保険契約内容を確認し、「風災」の項目が含まれていれば対象となります。
こんなケースは火災保険の適用対象です
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台風で棟瓦が崩れた
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強風で一部の瓦が飛ばされた
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風で瓦がずれ、雨漏りが発生した
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飛んできた物が瓦に当たって割れた
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割れた瓦から雨水が浸入し、天井にシミができた
これらのケースでは、瓦の差し替え工事、棟の積み直し、漆喰の補修、防水シートの張替えなどの工事費用が火災保険でまかなわれた事例が数多くあります。
保険申請の流れと必要な書類
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被害箇所の点検と写真撮影
被害の状況を写真で記録します。できるだけ「被害直後」の状態を撮影しておくことが重要です。 -
修理業者に見積書と被害報告書を依頼
経験豊富な工事業者に依頼すれば、保険申請に必要な書類一式を作成してくれます。 -
保険会社へ申請
加入している火災保険会社へ連絡し、必要書類を提出します。場合によっては鑑定人による現地調査が入ります。 -
保険金の支払い決定後、修理工事開始
支払いが確定すれば、保険金を使って修理が可能になります。
よくある質問
Q. 10年以上経ってる古い瓦屋根でも保険は使える?
A. はい、使えます。築年数が古くても、「風災による突発的な被害」と認められれば補償対象になります。
Q. 瓦が1~2枚だけ割れた程度でも申請できる?
A. 申請できます。小さな被害でも、他の部分にも影響が及んでいる可能性があります。早期対応が大切です。
Q. 自己負担はある?
A. 保険契約によっては「免責額」が設定されていることがありますが、多くのプランでは自己負担ゼロで工事ができる場合もあります。
まとめ:火災保険を上手に活用して、瓦屋根を守りましょう!
強風被害は、いつどこで発生するかわからない自然の脅威です。
とくに瓦屋根は構造上、風の影響を受けやすく、気づかないうちに被害が広がっていることも少なくありません。
「どうせ保険は効かないだろう」「面倒そう」と思わずに、まずは点検・相談からはじめてみることが大切です。
火災保険をうまく活用すれば、大きな出費を抑えつつ、しっかりとした修繕が可能になります。
当社では、火災保険の申請サポートから修理工事まで一括対応しております。
瓦のズレや割れなどが気になる方は、お気軽に無料点検をご利用ください!
(上記)強風被害。火災保険
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