谷板金の交換と大棟の取り直し
こんにちは!
今回は、屋根のメンテナンス作業の中でも特に重要な【1】谷板金の交換 と【2】大棟の取り直し についてお話しします。
これらの作業は、屋根の耐久性と防水性を保つために欠かせません。それでは、具体的に見ていきましょう!
【1】谷板金の交換
「谷板金」は、屋根の谷部分に取り付けられる金属板で、雨水を排水するための重要な役割を果たしています。
ここが劣化すると、雨漏りの原因になります。
というわけで、まずは、傷んでいる「谷板金」を取り外します。こちらの谷板金は銅製です。
銅は錆びると青緑色に変わるんですね。これを「緑青(ろくしょう)」といいます。
銅は緑青により表面をコーティングするように守り腐食を防ぐ性質がありますが、緑青がさらに進むと傷みが進んで「穴あき」や「破損」に発展します。「谷板金」が設置される部位は屋根に降り注いだ雨水が一気に集まる場所です。そのため、谷板金は「谷樋(たにどい)」ともよばれます。谷板金や谷板金まわりの不具合は雨漏りに発展しやすいという特徴があるのですね。
谷板金交換時には、「緩衝(かんしょう)」する谷瓦も一時撤去します。
今回は新しい「谷板金」としてガルバリウム鋼板を設置します。
ガルバリウム鋼板は金属素材のひとつで、アルミと亜鉛とシリコンを組み合わせたもの(ガルバリウム)でめっきを施した鉄板のことです。ガルバリム鋼板の最大のメリットといえるのが「金属でありながら非常に錆びにくい」ということです。ガルバリム鋼板は、雨水が集まる部位である谷板金に適した素材といえますね。
【2】大棟の取り直し
瓦屋根に設置されている「谷板金」を交換するには、棟瓦の部分脱着が必要となります。今回も「谷板金」の交換時に同時に「大棟」を取り直しておけば、費用が軽減できます。同時に交換させて頂く事になりました。「大棟(だいむね)」は、屋根の頂上部分で、屋根面が交わる部分です。ここがしっかりしていないと、全体の耐久性が低下してしまいます。この「大棟」の棟瓦を取り直して設置をしたら、パッキン付きのステンレスビスを、下地の樹脂垂木に固定します!
昨今は、棟瓦の取り直しの際に耐震性を向上させるため、強化棟金具が使用されています。地震に強い屋根・強風に負けない屋根をお考えなら、強化棟にすることをお勧めします!
(上記)谷板金の交換と大棟の取り直し
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